行為の間、五線譜の隙間、沈黙に似た祈り/
うめぜき
指と
瞼と
声と
やがて消える
君のことを
僕を
どうか
神様
どうか
あなた
どうか
どうかどうか
君の体は駆け抜けただろうか
僕を
僕の体は駆け抜けただろうか
君を
僕たちは
愛し合うということを出来ただろうか
やがて消える僕と君とは
まるであやとりのように美しい
一本一本の糸に通うのは
まるで陽炎のような
僕と君とだけが知っている
揺らめいてきらきらとして
それはまるで
焔立つ、祈り
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