この一瞬のために/もこもこわたあめ
 
くりと

規則的に刻まれる (とき)の中
残虐さに美しいとすら感じる宇宙の 永遠
規則的に刻まれる (とき)の中
儚くも散りゆく永遠を 作りだしている有限

   -刹那-
   あなたの瞳を見つめる 僕を 見つけた 気が し た
   三日月よりも 鋭く 寂しい色を湛えて

今ははるか遠くの空の(もと)にいる 
             あなたへ

     「刹那」
      この一瞬のために僕は生きている
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