堆積する言葉/リーフレイン
、海面はどこまで上がるのかしら
恒河沙 美しい織物の河に船を浮かべて
阿僧祇 僧侶になる旅に 小ねずみが
那由他 なゆた たゆたう 星の空
不可思議 扉が開く どこへ行く?
無量大数 の言葉が0と1になって地球の空を駆け巡る、
洛叉 倶胝 阿ゆ多 頻波羅 矜羯羅 阿伽羅 最勝 摩婆羅
阿婆羅 多婆羅 界分 普摩 禰摩 阿婆? 弥伽婆 毘ら伽
毘伽婆 僧羯邏摩 毘薩羅 毘贍婆 毘盛伽
ああ、疲れちゃった まだあるね
多すぎるのって大事にできなくなるから嫌い
少ないと足らなくなるかもしれないし
丁度いいだけ あるといいのに
毘素陀 毘婆訶 毘薄底(びばてい)
びきゃたん しょうりょう いちじ いろ てんどう さんまや
びとら けいばら しさつ しゅうこう こうしゅつ さいみょう
世界中に降る雨の雨粒の
運動する水素と酸素のように
言葉は満ちてあふれて こなごなに砕け散っていく
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