駆/YuLia
雨が水面を叩きつけて
ボクの心を揺さぶる
間違った方向に
進んでない?
とんでもなくデカイ
後悔の念が
奥の方でくすぶってる
...気がする
あぁ、そんな哀しい
笑顔を作らせてまで
一体ボクは何を
したかったんだろう
ボクの好みの長さに
ボクの好みの色に
整えられた髪の毛
その一本一本まで
愛していたのに
二重のつぶらな瞳が
前髪からのぞいて見えるたび
ボクは背筋に電流を走らせ
抱き締めたい衝動に駆られる
あぁ...ボクはただ
愛していたかっただけなのに
戻る 編 削 Point(0)