自然に好きが溢れてた/蓮沼 栞
 

それは自然と笑顔がほころぶ様な、温かさを備え

それは自然と切なさを与える様な、哀しさを備え

ねぇ知ってる?
愛はイトシイとも読むけども
カナシイとも読む事を

屋根は温度を増して上昇し

ほら、空が見えるね
あの雲は掴めるかな

試してみようか



手を伸ばして
届かない事に気付いて

少し悲しくなったんだ

これが愛なんだって
心がささやいた


ねぇ君は悲しんでるのかな

怒りを感じてるのかな

寂しいのかな

楽しいのかな



今、僕は幸せだよ

君と出会えた事が、ささやかな記憶が

胸をこみあげる


君を愛してよかった

ねぇ今

そう
心から言えるよ



戻る   Point(2)