自然に好きが溢れてた/蓮沼 栞
それは自然と笑顔がほころぶ様な、温かさを備え
それは自然と切なさを与える様な、哀しさを備え
ねぇ知ってる?
愛はイトシイとも読むけども
カナシイとも読む事を
屋根は温度を増して上昇し
ほら、空が見えるね
あの雲は掴めるかな
試してみようか
手を伸ばして
届かない事に気付いて
少し悲しくなったんだ
これが愛なんだって
心がささやいた
ねぇ君は悲しんでるのかな
怒りを感じてるのかな
寂しいのかな
楽しいのかな
今、僕は幸せだよ
君と出会えた事が、ささやかな記憶が
胸をこみあげる
君を愛してよかった
ねぇ今
そう
心から言えるよ
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