歩む/伽茶
吟じます
なんて冗談を言うけれど
私の中には日々吐き出す物がありまして
ダラダラしながら戸惑いを軌道修正し
矛盾した世間の中で自分を作り出す
母が亡くなった時は
セーラー服を着慣れた中学生で
矛盾は大人の当たり前なのかと
悪あがきをし歩きながらも
足の裏から血が滲むのを我慢して歩いている様だった
お金ばかりの生活に追われ
現実はお金が必要なんだと罠にはまり
夢よりもお金や時間の工面に苦労した
ふと夢を妄想してみたら
私の夢にはお金はかからないし
お金よりも心の余裕の方が夢に近づく方法だと我に帰る
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