白い世界/あ。
 
出席したいとこの結婚式のドレスも
あのワンピースくらいに真っ白だった

白が純粋とか清らかさとか
そういうものの象徴ならば、彼女は

一緒に見た百合の花は
いつまでも咲いていたら、と思ってた

幼なじみだったあの子は
今でも白いワンピースを着てるのだろうか
ちゃんと天国に行けるのだろうか
死後の世界はわからないけれど
もしも天国や地獄があるとしたら確実なのは

あの子が地獄に堕ちるなら
きっとわたしも一緒にいく
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