六月の乞食/モリマサ公
所ですか
みんなおもしろそうな活動をどんどんしててうらやましい
なかよく元気よくそれぞれの孤独の中に
すごくおもしろい詩なんかをすらすらかいている
いや血とかにじんでんのかもしれないけど
命をけずってるのかもしんないけど
くらべて自分は今なんかその
妙にからっぽでぺらぺらしててなんにもない
というかんじばかりがそのぺらぺらの内側を埋めていて気持ち悪い
二年前くらいにもう書けなくなるなとかんじた
その二年後に今いるという状態がついにきたのかな
書けなくなるということはこんなに気持ちの悪いことなのか
なにもないということはこんなに気持ちの悪いことなのか
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