銀色の鎖/
 
あなたのポケットから
するり
抜け出た銀色の鎖
それを愛と勘違い

ばかみたい
ばかみたいだ

手の平の上から
ざらざら
テーブルに
こぼれ落ちた
銀色の鎖
まばゆいほど輝いてた

言葉を信じるわけでなく
あなたの目ばかり見ていた
無表情なのに
やけに嬉しかった

ばかだよ

そんなことあるわけない
銀色の鎖を譲り受けた
だけなの

ばかみたい
ばかみたいだ

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