今日、銃と特殊防護服を装備した特殊部隊が私の学校を包囲するだろう/ひとなつ
るでこの世に終わりが近づいているように思えた
この轟音の前では、さきほどの吐瀉物もスルーできない存在になる。
なぜならその吐瀉物が、
上で唸りをあげている親玉怪獣を媒体として媒介された
地球外の寄生虫が及ぼした被害かもしれないからだ
だとすると
これは、そいつに寄生されたヒトの吐瀉物だろうか
しかし、地下道の急な階段に、その地球外生命体に巣食われたであろう患者は転がっておらず
今日も地球は平和であった
今朝、学校に到着して最初に会った人物は
ナチュラルでポップなブタのシールを真ん中に貼りつけた大型のマスクを装着した君だった
廊下では彼のその時事
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)