ひかりのおと/ゆびのおと
 
千面体は ひかりを砕いてまきちらす

こまかい粒子になったひかりの粒は 

ひとつひとつが硬質なつぶてのように 

まわりにあるすべてのものを うち叩き続ける

そのおとは

くものはしるおと くさのめのもえるおと かわのながれのおと

すべてをふくみながら

ゆっくりと おしながしてゆく ほのおの かわ


ドラムロールが きこえる
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