カガミノヘヤデ/ゆびのおと
 
ニゲナイ? と、問う
ダレ? と、問う

問うたびそれは 
私のココロをうつすカガミのように
わずかずつ よじれ
いつのまにか 似ても似つかぬかたち に。

それでも よごと もぐる ふかく しずかな
濃密なあいの時間

エイになって 深く 沈み込んで
時に いらだたしさに 鱗ひらめかせて 躍り上がって。


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