祈り/
玉兎
飛びたつのを拒んだ背中
悲しい羽音の侵入を許した
あなたの暗闇に隠れたカーテン
闇の中、光を放つあの星のように
褪せた心に願いを灯して
あなたの暖かな光をまたみたい
ふと上げた瞳をまた伏せないように
私はそっとあなたを照らしていたいのです。
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