悲愴/tatsuya999
大切に大切に
触れて 話して 心を通わせる
尊いことだと 教わったから
意味を理解してはいただろうか
心から優しく 愛していても
それは盲目 押し付け 排他的で
嫌がられて 自分も二日酔い
気持ち悪い わからない
あの目 怖い
声をかけることすら怖くて
心を封じた 拒絶した 信じられなくなった
なにもかも
今までの自分を否定し 壊れた心で
ただ寒さに耐えた ただ望まれることを強要した
つまらない自分 壊れたままの自分
生きていただろうか そんな自分は
記憶を失くしても 無意識に拒絶される自分を
ただ悲しみ受け入れたのは 望みだったのだろう
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