たぼーん、どかーん、あゆーん/キリギリ
し並ぶ詩が心の声だとしたらどれだけ偽善的で
薄っぺらで飾らない心が既に飾られている脳性マヒより
可哀想な先天性の病気持ちとしか言いようがない。遺伝?
真面目な話。どれだけ薄っぺらな心の持ち主でも小指じゃ
奥まで届かない〜くらいの深さはある。あるいは心は人間の
1日の活動から実用的な部分をさっぴいた残りものと言うならば
それはそれはクリネックティシューせいぜい二枚重ね程度の
厚みというか深さしかないかもしれない。定義すらはっきり
しないものを語るのは難しいね。感受性。熟れてじゅくじゅくの
感受性に飽き足らず蜜をやり外界からの反応を逐一報告する詩人が
爪先で引っ掻いて見つけた本当の
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