純粋正義への架橋(最後)24/チャオ
 
の中でしか生きてない。それを超える。いかなる場面でさえも。それが、すべての言葉の意味になる。

苦しみ、悲しみを受け入れて、初めて、言葉は言葉になる。

そう、模索し続ける「正義」はこの世にない。すべての正義。それを超える正義。かつての人々、今の人々。すべてがそれらを模索し、失敗し続ける。その結晶がさらに大きな正義を作り上げる。あるのは、漠然とした、正義だけ。
残念だけど・・・。

けど、それでも僕は模索する。僕だけじゃない。いろんな人が、いろんな場面で。

世の中にはくだらない小説、くだらない言葉があふれている。
でも、僕の好きな人がそれを好きだっていったら、僕も好きになる。
かたくななポリシーなんて必要ない。僕の好きな人がそれで喜ぶのなら。

僕は何もわからない。わからないから、言葉を連ねて、何とか形を作る。
正義、愛、真実。僕。
すべての人が、いつまでも笑っていてくれればいい。それをできることがきっと、純粋な正義なのだ。


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