メタ浪漫派/アハウ
れる
頂点から裾野まで理性のしなやかな白い網に
かからぬものは無い 科学は万能という幻想が
科学者よ君らを意味を捕る漁師にしてあげよう
キリストは静かに立って
動かぬ客観的な意味の巨大な王宮に
王たるメタロマンがやって来る
玉座での謁見もそこそこに
小さな執務室で
今日の意味の拡大を喜びつつ
NEWTONをめくるのだ
そして王宮の列柱の間を
そぞろ歩き
今日の霊感を楽しむ
繰り返すメタ浪漫派 君臨す
理性の絶頂したがえて 丸光
メタロマン己の王国築くには
鏡と霊を中心に置く
霊感が理性と対峙 弁証法
科学の絶頂にメタロマンの眼
科学の新事実をくれメタロマンに
理性の時代 霊感勝負
美しい日ざしに感謝して
鳥らも歌歌い
この青空に
ぽっかりと
白い 雲
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