リアル/モリマサ公
 
ママが「神様の皮下脂肪的な曇天」とリアルに繰り返し呟く
このひともあたしで
ココにいる全部があたしかもしれない
また瞳孔が開いた場所から見られている
瞬間ごとに目標を疑わず
足の裏側にある踏みつける部分
つまり
発光するおびただしい光の群れであろうが
雪解けにぐずぐずの泥であろうが
ただ道のりだという意味というだけで
地上との接点をおびきよせ
侵入をくりかえす
カルマ
呼んでねーよ
って毛穴を全開にしてるあたしから
激しくたちのぼる湯気のようにまた怒りがわき
乾いた悲しみがそれを全て吹き飛ばし
ききなれたあのなまなましい声が声じゃない形で
咲き乱れ茂りあらゆる残
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