等身大/波のうたびと
 
また泣きたくなる夜が来た

誰かに解って欲しくて

独りだからどうしようもなくて

ただ涙を流した

強い自分を演じ

周りに頼られていても

弱くて脆い僕が本当の僕だから

時々誰かの胸を借りて

大声で泣きたくなったりする

今は降り出す雨もいつか晴れると解ってる

ただ冷たくて暗くて切なくて

そんな気持ちに負けてしまいそう

もう倒れそうなんだ

そっと支えて欲しい

時には背中をぐっと押して欲しい

それだけで僕は

また走り続けられるから

明日への希望を持てるから

だから君の助けが必要なんだ

僕は独りで生きられる程

強くなんかない人間だから

救われながら生きている僕が

等身大の僕なんだ
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