表層サーフ/
鏡文字
自分では良くやってるように思えたりもするんだ
その時にはね
なのに後味は苦い
方眼紙にかかれた折れ線グラフのような波
どちらがどちらなのか
その時にはどうしても分からないんだ
セーターの毛玉の上をすべる
ひんやりとした空気
そんな人になりたいと思っていて
気付くと
静電気みたいな人になっていた
笑っておしまいにしようと思ったら
少し体がだるくなったよ
冷蔵庫を開けようとする手に
無理に煙草をつまませよう
抱きついて、抱きつかれないコメディー
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