詩人の話、他/プル式
 
ンカタンと揺れる電車に
夢は優しく肩を撫でる
そこに居続ける小さな勇気
ありきたりと諦め
開いた扉に踏み出さなければならない
そうして後は
この足で歩かなければならない。




2009-02-27 15:54:47
「詩人の話」

小さな物語の中で出逢う様に
世界は少しずつ分断されていく
そこでもし僕らが出逢ったのなら
それを運命と言わずに何と言うのだろう

すれ違うその時まで
僕は君の事を知らず
すれ違うその時まで
君も僕の事を知らない

しかし考えても見てくれ
僕はここに居るし
君も間違いなくそこに居るのだ
間違いなくそこに居るのだ
だから聞いてくれ
もし
少しでも勇気があるのなら
その手に
砂粒の様に小さな言葉を乗せて
僕に見せてはくれないか
触れる事すらママならぬ
互いの心にかえて。
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