純粋正義への架橋22/チャオ
 
ってる僕だ。所詮100キロなんて誰でも走れる。走る可能性に背を向けなかった僕の意志がすごいのだ。と、僕は自分を自画自賛する。

馬鹿だし、ちびだし、そりゃあ、顔も悪い。そこそこ見れる程度だと信じてはいるが。
けれども、そんな先天的なものに振り回されて、卑屈になるよりは、もっと大胆に卑屈になりたい。
「100キロ走れないけどかっこいいからもてるんでしょ!」
ばりに。ほんとに卑屈。

人生80年。僕の人生は僕に対して、従順だ。
そりゃあ、硬い本も読むし、漫画本も読む。時には永遠回帰説を力説するうざい男だけど、時には霊ガンを連射するうざい男の子だ。
でも、瞬間、次の瞬間、また次の瞬間、
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