遊ぶ女たち/
ヨルノテガム
分だけ別に 別な分だけ同じく
男たちの熱はまわりを暗くして
僅かに灯るその強力さを愛す暗闇を知る旅人であり
何処までも閉じて開ける辺りに
いくらかの遊びと高鳴りを見、下品な笑いと苦しみを
長く暗闇の眠りのなかで取って置くので
女たちは訝り焼きもちを
遊ぶ女たちを見守る男たちに
遊ぶ男たちを指さす女たちに
百八つも鐘を聞く暇はない
すぐに年末はまたやってきてしまう
眠り、たたき起こす光 踊り。
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