真っ赤なブルーに燃える太陽だから/aidanico
美空に広がる燃える様な青、群青とひとはいう群青と人は呼ぶ群青は自分の名前がそれだとは知らないが確かに群がって青くなるビョークが叫ぶ、白い壁を青いペンキで塗るようにベティ・ブルーは笑うそのうちガーシュウィンが気の利いたラプソディーをかなでたらジョニが深海のような詩を書いた「風歌に耳を澄ますんだぜ」「聞こえなかったら?」「こっちで口ずさむのさ」女の子に生まれど似合うのはこの色、って気付いたら四人組のスーツの男があっちでアカペラを歌っているんだ。
/サマータイム/
アウトサイドのフリーキックで天井に大きく弧を描いたボールはゴール・ポストに入るより先にスケート・リンクに舞い降りて蝶のようなステップ
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