ダツは何故跳ねる?/
北村 守通
裂く
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天の端から端まで
屈託のない
罪の意識などかけらもない
笑いで埋め尽くされる
それでも俺は
やめないのだ
どんなに
お前達が埋め尽くそうとも
一つ
一つ
丁寧に
確実に
お前達の笑顔を
天を
この
刃で
鼻面で
何度でも
何度でも
切り裂いて
食いちぎってやるのだ
俺の命は
その為に
燃やし尽くすのだ
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