彼は少年だった/ヨルノテガム
新しい空気、跳躍!!
無駄? 忍者のように駆け下りる僕僕僕
一人オリンピック、限界に挑戦か
太陽、太陽光 跳ぶしかないか 走るしかないか
身体、筋肉 いやそんなこと考えてなかった
足は道具さ 腕はバランスを取る反動付けのもの
口は開けて
いままで一番高く長い距離の一歩を
次はもっと 左、右、左 加速をつけて
風が首すじを抜ける
汗? 僕は熱い、熱いのは昼の太陽、帰り道、
坂道を使って、早く大きな一歩
着地した足の裏 熱くて痛い、タヵーンと
靴底鳴らして 跳ねる飛ぶ
ランドセルの中 大地震
給食袋つかんでないと痛い 電柱過ぎる
下水のフタ、一足飛び越える
俺は はやい はやい動物
誰も見ていない 誰もいない道を
気づかれないでワープしたぞ ワァープゥーウ
汗が引かない、背中が熱い
呼吸が荒れた呼吸が 少年を帰らせる
作者の胸が似た動きで それでも新しい緊張と
達成感を近づける
彼は少年だった マグマの子だった
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