のび太の虚無の世界/パラソル
に、またかとうんざりすると同時に、
奇妙な優越感にひたっていた自分に気付いた。
世の中には、ここまでなさけなく
馬鹿な人間がいる・・・
欠陥品の特売ロボットにすぎない自分が、
こんなにも優越をかんじられる・・・
このバカは、
おれに救いをもとめすがっている・・・
しょうがねえ、助けてやるよ。足をなめろ。
おれは、
このバカが、鼻水をたらすことによろこびを
感じていたんだ!!!
だから、このバカが無気力になってなにも
反応しなくなったら、とても
つまらないんだ!
おれは、あの22世紀というどうしようもない
無機質の反動として、このクズ人
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