灯りとサイン/BOOKEND
 
逆様に夢を見る

落っこちてきた太陽は
反対側の月に変わる

疲れ果てた雨雲を連れて
いつも途方もないものを予感させるんだ

ボクは少し戸惑っている
全てを話すにはあとちょっとだけスパイスが必要だ


別に大した事じゃないんだけど
そこで何の前ぶれもなく重なったんだ

電話が鳴る
声が聞こえて目を閉じる

その呼びかけを確かめるように



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