灯りとサイン/
BOOKEND
逆様に夢を見る
落っこちてきた太陽は
反対側の月に変わる
疲れ果てた雨雲を連れて
いつも途方もないものを予感させるんだ
ボクは少し戸惑っている
全てを話すにはあとちょっとだけスパイスが必要だ
別に大した事じゃないんだけど
そこで何の前ぶれもなく重なったんだ
電話が鳴る
声が聞こえて目を閉じる
その呼びかけを確かめるように
戻る
編
削
Point
(3)