日記療法/1486 106
し
誰かに読まれるのが怖くて不安で
何度も書き直したりしてしまった
それは詩を書くよりもずっと難しかった
だけど気持ちはすごく楽になった
自分の言葉が薄っぺらだったのは
上手に書こうとしていたからなのかもしれない
それから沢山の日記を書いた
片隅に小さな詩も添えるようになった
コメントを貰えれば素直に喜んで
コメントが無ければ悲しんだりした
段々と文字の重さや温もりが分かってきた
言いたいことが言えるようになってきた
そしてただ書くんじゃなくて
気持ちも乗せてみようと思った
「悲しいから泣いているんだ
幸せになりたいな」
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