このままどこかに行ってしまってもいい気がした夜/ANA
よ
泣き出せずにいるから
思い出の断片を
明日こそ、捨てに行こう
ずっととおく
知らない場所まで歩いていって
捨ててしまおう
このままどこかに行ってもいい気がした夜
君無しで
恋をしていることを確かめなくてはいけなかった
今まで会ったたくさんの
あなたと、
あなたと、
あなたと、
君と
彼らと作った
数え切れない永遠と特別が
もう戻れないところで
今も発光するさみしさとなり
やさしく包んでくれる手を
待ち望んでいる
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