コンビニでソーセージをたべたら、はらわたが/パラソル
スストアー
近代文明の箱
君は歩きながらソーセージを食べてるね。
だめじゃないか! 走らなきゃ!
さっきから、何百人もの警官が、追ってきてるんだぞ。
気分はバスターキートンか麻原彰晃か
ソーセージを食べながら君は思いにふける
夜になった。
コンビニにも明かりがついた
まっくらのままだと、無機質な構造があまりにも浮き出るからね。
せめて蛍光灯くらいはつけるのさ。
蛾とゴキブリくらいしか来ないけどね。
君はソーセージのささっていた棒で警官を3人殺した。
血のついたその棒をまだ持ちながら、コンビニの明かりを見ている。
最近、時間がたつのが早いと君は感じている。
さっきソーセージを買ったばかりだったのに。
他人の顔をした警官なんてすぐに忘れてしまった。
はらわたの中のソーセージは、
今か今かと消化されるのを待つ
コンビニ
あらゆる人間が出て、入る場所
人間は、そのコンビニのまわりでうろつくしかないんだ。
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