現代っ子悲曲(エナジー)/星月冬灯
ても
「此処」にいるぼくには
何の関連性も無い
周りに流されないように
生きればなんてことは無い
躓くことも無ければ
泣くことも無い
‘まあ、こんなものさ‘ と
腹をくくっちまえば
こちらのもの
動じず
水の上をそっと
歩いていればいい
総てはこの大自然が
起こしたことであって
総てはこの「見えない力」 が
作用して起きていることであって
ぼくの所為では無い
ぼくの生命(いのち)が
尽きるその日まで
安定で安全な
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