君の集まりに参加しないのは君に相応しくないと気づかれたくないから/《81》柴田望
 
前の光受容器と来るのを
水道が無い国の
何だか暴走する低密度アモルファス氷
サフランが起ち
精神は
地下水 - 井戸は
決して
生活用水

モーリス・ラヴェルは新しい顫動している
銃眼を新しい水蒸気、過冷却水、氷の息づいてゐる
春の沼を存在しており
聖なるものに細胞(視覚細胞)の
トンボの複眼は熱膨張を移動する


使った後に世界水会議、世界水フォーラム
硬水 - 軟水 - ミネラルウォーターをさびしいないでしょう
花を音もなく
タタカイながら

草の風と聞いたことはない形のに
呪詛の柵に消える
群棲のひといろゐない
運命は地下水浅をはいてゐる

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