それでもぼくはきみをみていた/ゆうと
 
をどんどん迷わせる
まるで
森の中にいるようだ
だれも導いてくれないから
ぼくはひたすら歩いているんだけど
夜になると真っ暗で
歩けなくなってしまうから
しょうがないから土の上で寝た


そしたら、そしたらね
次の朝ぼくは
うすむらさき色の花を咲かせていた!
両目をとじたら
きみが笑ってた
なんだ、ぜんぶしってたの
がっかりしたら
きみは首を振った


(((ほんとうは、これから)))


この感情はなんなのか、とか
この風景はどんなのか、とか
名前をつけちゃうと
かなしくなるから
ぼくは黙ってた


そんなときも
どんなときも
空はずっと青色だったって
それだけ



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