絶望・・・この檻を脱け出したい目は、「目たりえない」とき/《81》柴田望
 
無限に傘に交差法も充ちたりてにする

風の入っていくただ昆虫等の眼と法則にSchematic diagram of the human eyeでおびやかす存在だが
星形の砂漠の大仰なでないと堪えてだが石の間なのだ
けっしてここがえたいのしれぬしづかなも宝物になった
責任に朝の四周の現時点よりも
使った後に呼吸する孤独がこんなよるの表意文字のように視細胞層から果てた
世界は水晶体で晴れやかな仮性近視は道をくだいて
楔形愛の浮かんでくる
生存スルハズが涙なく目覚めのやうのドライアイのは

エーゲ海の下を声もかけおりて決して多数の類推とは
越える日よいつも肩アルチンボルトの陰茎で
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