あえて名前はつけない/ゆうと
めた空気で
ぼくはきみに近づきたい
ありがちなストーリーでいい
くちづけをする隙をさえあれば
そのタイミングさえ掴めば
あとはもう
想像におまかせ
いつかのぼくは天才だった
ように
これからぼくは天才になる
だから
きみはぼくに期待していい
こんなことばかりが
続くかもしれないけれど
不安になってもしょうがないから
すこしでも信じてほしい
それが
すこしでも長く続くように
ぼくは祈るよ
そういって
きみを不幸にしても
いつか幸せにするから
ちゃんとするから
だから
世界に見捨てられたとしても
ぼくはまだ生きれる
53分の1よりもっと低い可能性でぼくはもがく
笑いたければ笑えばいいさ
めげないって決めたから
ぼくはもう なにもこわくないのさ
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