無限地獄/
星月冬灯
されず
もはや朝夕もわからず
くっきり残る痣の痕
赤黒く黒ずんだ
それを
舐めては涙し
舐めては涙し
戻れぬ夢を思いつつ
掠れた声で呻いては
無限の地獄の中
タルタロスよ
タルタロスよ
この者たちの罪を
どうか救い給え
この者たちの業を
どうか赦し給え
罪を負った者たちが
行き着く場所(ところ)
タルタロス
未来永劫の罰を
与えられる場所
タルタロス
まだまだ順番待ちは
多く
さてそろそろ・・・
タルタロスが待っている
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