裁き/1486 106
 

この町の真の姿を見たのかもしれない



本当は誰も裁くことは出来ない
私にも 法律にも 神様にも
だけど裁かないといけない
私のために 世界のために あの人のために

論理だけでは見落としてしまう
感情だけでは見逃してしまう
中立な姿勢で見極めないといけない
それが裁く者のルールと責任

眠れずにずっと考えていた
私にとっての長い夜
あの人にとっての長い夜
やがて導き出した一つの結論で
朝を取り戻すことが出来るだろうか



「被告人に裁きを下す
 私が許せるようになるまで
 刑務所の中で心を入れ替えるくらい働きなさい」

命は命では償えないから
生きることのほうがずっと罰だから
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