狂想曲/ゆうと
 

きみのうたううたがすきだった
なまえもしらないうた、
ぼくのむねをかきたてる
きみのうたはそう、
だれのものでもないやつだった
いつもなんのまえぶれもなく、
はじまるのだった
そしてとつぜん、
おわるのだった

そうしてきみはとおざかっていくのを
ぼくはじんわりとかんじていた
だからぼくはいつもそのうたに、
ふれていたいとおもったのです



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