大気/アハウ
 
大気ら 愛の鉛のように躍動して

大気 豊穣な胸のように揺れる

灰白色の空は疾風に満ち満ちて
風と会話を交わす
神々しい者らを礼拝する

神と神々の御手に触れ
疾風は頬を切る
髪 乱れ

神々しい線画の存在が この曇天を満たす
風で満たす
乱舞の四天王
空のスクリーンに映る 神の気息
いきり立つ存在の舞踏

沈香 燻らし
白光の南無妙法蓮華経 唱えつつ

この空を見つめる

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