「罰(punishment)/夢」/ソティロ
 
に大勢が座って飲み会が始まった
ぼくは真ん中のほうの席で右側の人たちと話していた
料理や飲み物が次々と運ばれてきて徐々に参加者も集まってきた
そのうちに先ほどの仕事場の人たちと思われる左側のグループ
に属するぼくの左に座っていた女性が
もたれかかって来た
それといって特徴のない知らない人だった
ぼくはその人の肩を抱いたり髪の毛を撫でたりしていた
あたまがすごくちいさくてぼくの手によく馴染んだので
ぼくはその人のことがとても気に入った
ぼくたちは言葉を交わすことはなかったし
別のグループに属していたけれど
からだは常に密着していて
時々気ままに触れ合った
それだけはとても
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