ぶきようだったきみへ/青の詩人
 
えた
ぼくはここにいるぞと
しってほしかっただけのように

こうしてわすれちゃうんだ
きょう ないたことも
なんでもないできごとが
なんにもない 
にかわってくんだ

だいじなことだけ おぼえてくんだ
うれしかったことも かなしかったことも いかりをおぼえたことも

だいじじゃないとおもったことや
だいじじゃないとすらおもわなかったことは
ぽろぽろぽろ 
あみからこぼれてくんだ

なづけられなかった はながあったことも
いつのまにかわすれて べつのはなにこいしてくんだ

たくさんのてがあったから ここでさけるというのに
もう つぼみのきせつをわすれてて


いまがいつでもいちばんつよくて





いまよりずっとぶきようだったきみへ

おげんきですか
ぼくはげんきです

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