断罪の祭壇/灯兎
 
が 
絶望的と言っていいくらいに 合致しているからなのでしょう

仕方のないことだと思っています
でもね たまに思うんです
こんな世界なんて終わればいいって
悪魔的な地獄よりももっと地獄的な地獄が
僕たちの目の前にはあるのですから

そこでは音楽も救済の意味なんて持たなくて
望んでいない不幸まで 背負わされ
望んでいない幸福の尻拭いまで しなければならないのです

もし永遠があるなら それはきっと
極刑に相応しいものだから
こんな怪物を作り上げた僕にこそ 

こうやってぼやいている内に また月が昇ってきました

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