松江にて/短角牛
どっちかって言うと
B級グルメに満たされた時間のなかで
うまく泳いでいけるかもしれない
だれかが松江城から町を見て
心がなんだか安らいだから
そんな人がその思いを伝えたがるから
それが日常だから
僕らはここへ来たのかもしれない
なんてことはない
僕らの明日は今日と繋がっているのだ
そして明日になれば昨日を忘れるのだ
そうしたら
思い出が増えていく
別になんでもない仲の君と歩いた松江は
そこに架かるくにびき大橋は
君と僕にくれるのだ
写真に残らない いつまでも残らない
松江での安らぎを
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