仮面をはずして/天使
僕は、ずっと仮面をつけて生きてきた。
仮面は1つだけではない。
何個も何百個もある。数えきれないほどの仮面。
時には人に優しく。時には、人に嫌われる。
そんな仮面を、すべて自分の都合のいいほうえと変えていく。
そのときは、都合の良かった仮面でも・・・。
変えていくうちに、自分の、本当の顔がわからなくなる。
「これか?」「イヤ。これか?」そんな感じに自分の顔を、
数えきれない仮面の中から探しても、見つかるはずはない。
「いったい・・・本当の自分の姿はなんなんだ?」
そう思わないうちに、仮面をつけるのは、やめたらよかったのに。
自分がわからなくなる前に、『自分』というものを、
持てるといいね。
もし、分からなくなったなら・・・自分の顔を探せばイイ。
見つかるまで、ずーっと探していると、やがて見えてくるものだよ。
『僕もやっと見つけた。』
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