あばずれ_Ver2/HEDWIG
 
来襲した否定の言葉に
其れを肯定する事しか出来なくて
また 大切なモノを壱つ失くしました

他人が見る自分を
強がりというオブラートで隠して
開放したら 見切られました

一時の感情に身を委ねてはなりませんか?
所詮 人間なんて動物なのだから
あたしは貴方が思う程 強くない

習慣は終ってしまい
其の当たり前に延々と巡る感情で
また 己を失うモノを求める様になりました

眠れない夜に肌を求めてはなりませんか?
所詮 本能が真実なのだから
貴方とあたしに生じた齟齬


過去 現実(いま) 未来 
苦味と痛みとを感じる喉


来襲した否定の言葉に
其れを肯定する事しか出来なくて
また 大切なモノを壱つ失くしました

とても大切だったのに…
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