点と線/喫煙変拍子
見渡す限り 真っ白な地面の上で
彼女は華奢な足と もっと華奢な腕を伸ばして
大の字に寝転がって 口におもちゃのピストルをくわえて
太陽に押しつぶされるのを待っている
ぐぅーぐぇんごぁぐぅぐぃがぁごぉ
ぐぅーぐぇんごぁぐぅぐぃがぁごぉ
ぐぅーぐぇんごぁぐぅぐぃがぁごぉ
がぁがぁがぁがぁ
僕?僕は別に好きでも嫌いでもないんだけど
暇だから僕は 指の先を奥歯で引っ掻き
草の上に 赤色の数字を書く
それは僕の右側の心拍数で 別に
彼女が寝返りを打つたび加算される それだけの代物
冷たい風が吹くから 眼を閉じているんだ
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