推敲/
Song Is Love
哀しくなったとき
寂しくなったとき
僕はこの丘の上に立ってみる
海風が吹き抜けるこの丘に
大いなるこの海の
ゆれる水平線のあたりに
探し続けた言葉が漂っているのなら
あの澄ましたカモメたちにでも聞いてみようか
さよならの一言が欲しくて
海鳴りを数えながら
今日も一篇の詩を綴りはじめる
そしていつものようにこころの深みに堕ちたとき
僕は推敲を重ねた君への一行を
書きはじめるのかもしれない
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