feel so girlish/あすくれかおす
変哲ないベンチに腰掛けましょう
月の下で 藍の丘の
みなぎる穂の群れを泳いで
此処に辿り着けば
おそらく
確信はないのですが
おーらら らららいと
二人の間に凪がれた
淡くてはにかんだ
たわいない悪戯や
分別のある
シンコペーションみたいな
優しげな
嘘つきな気まぐれは
口笛と一緒に
還ってしまうだろう
きっと何処かの
真っ白な雲の中に
いま 今ですか
今は その夜に向って
黄昏と反比例した
貴方の夏っこい笑顔
訪ねようか
どうしようか
今はそんなこと
考えてるところ
貴方がそこで
待っていることに
あんまり
自信はないのですが
だから きっと
焦れた夕立が来る前に
つかまえに
いくんです
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