日曜日/hope
眠れない夜が
朝に変わった日曜日
青空の下で僕は目を閉じた
風に吹かれて
浮かんだ記憶
色褪せてなくって
よかったね
言葉にできなくて
つまらない事
考えていた
いつか見た夢の続き
雲の向こうに見えていたのだろうか
見える筈ないと諦めたのだろうか
決められた言葉に
こんなにも窮屈になってる
言葉だけじゃ伝わらない気持ちがある
でも
言葉じゃなきゃ伝わらない気持ちもあるから
綺麗な青が意味もなく虚しくて
泣き出しそうになって
僕は全てを飲み込んだ
全てを忘れてしまいたくなった
この空の向こうに
新しい世界があるのなら
その欠片を集めてみたいと思った日曜日
向こう側に見えた筈の
心の中の僅かな光に
手を伸ばして
また見失う…
この瞬間が
今の僕なんだ
時々
空を見ていた
僕は
空を見ていた
僕はただ
君の声が聞きたいだけだった
昨日も今日も変わらないまま
言葉にできずに
つまらない事
考えていた
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